ドル高
国際金融市場においてドルの価値が上がる事をドル高といいます。
取引している相対的な貨幣の価値は下がる事になります。
円との関係を見ると1ドル100円だったものが1ドル150円になる事です。
簡単に1ドル交換するのに100円で済んでいたものが、150円かかるようになったことをさしてドルの価値が上がったとみます。
つまりドル高になったといいます。
国際基軸通貨のドルの価値が変わると大きな影響が出てきます。
外国為替証拠金取引では純粋にドルとの金利差で取引している人には大きな影響が出ます。
また円と他の外貨で取引している場合でも直接円と外貨を換金しているわけではなく、一度円をドルにしてドルと外貨を換金しているのです。
ドルのレートの変化は常に把握しておきたいものです。
ドルの価値が上がる事で輸出関係のことが活発になります。
海外での日本製品の価格が下がる事になるため需要が増えます。
また外貨で決算されますので円の価格が下がっている状態では円に換金したときに有利になります。
一つ10ドルの商品が売れたとします。
ドル高(1ドル150円)のときは1500円となります。
ドル安(1ドル100円)の時には1000円にしかなりません。
こういったわけでドル高の時には輸入が活発になります。
海外旅行などは不利になります。
上記の場合ですとドル安ですと1万円で100ドルになるわけですが、ドル高だと66ドルにしかなりません。
その他生活にもかかわってくるドルの価値の変化ですが、常に気にかけておきたいものです。